http://blog.senbun.com

きのう。きょう。あした。日々の色々。blog SENBUN。
<< リボンはアンティークレースで。 | main | お礼。母の日。 >>
おばあちゃんのうた。
0
     


    祖母に頼まれごと。
    自作の俳句と短歌を詠んで欲しいと。

    もう何年も前から、彼女はそれらを趣味として
    毎日毎日ノートに綴る。
    こだわりのノートは、鳩居堂のものと決めているようで。
    なんともいえないキレイな折布で包まれている。

    書きためた俳句と短歌の中から
    私の好きなものに鉛筆で〇をつけてと頼まれる。
    たくさんの詩。祖母の日々。

    それまでも何度かそう頼まれたことがあった。
    でも私はそれをやりきれなかった。
    たまに帰った実家、他の何かに追われてみたり
    いつの間にか意識を失って・・・いつの間にかタイムアウト。
    なんだかんだと理由をつけて
    頼まれごとを果たさなかった。

    ・・・。

    祖母と一緒にいた。
    両親が出かけている2日間。
    祖母と一緒にいる、それが私の役目だと思っていた。

    ・・・。

    祖母に頼れごと。たったのふたつ。
    “に野菜の苗を植えること。ミニトマト、フルーツトマト、ナス、ピーマン。
    ⊆作の俳句と短歌を詠むこと。ノート2冊。

    その間も祖母は私と一緒にいてくれて。
    ,隆崔罅∋笋鯔めちぎり。
    ,鉢△隆屬砲蓮∋笋梁膵イな小豆を煮てくれた。

    役目は果たせたと思っていた。
    ,皚△發修梁召癲

    ・・・。

    いつもの場所に帰る朝。
    ノートの最後の方に差し掛かる。
    △鬚舛磴鵑伐未燭垢燭瓩法
    祖母の詩に目を向けた。

    私のことが詠われていた。
    それまでもいくつかそういう詩があった。
    最近書かれたであろうそれは、全然違う響きがあった。
    とてもさみしい響きがした。

    『ケイタイの着信メールの表示には「アシタイキマス」それのみの文字』
    『「おばあちゃん元気?」の声聞えないケイタイは電波のとどかぬという』

    〇をつけた。
    涙が出た。
    役目も何もしていない私が詩の中にいた。

    ノートを受け取った祖母は言う。
    「いいのよ、これはただそのときの気持ちをかいただけだから。
    気にしなくていいのよ。」と。

    ・・・。

    祖母に頼まれごと。
    ちょっとしたこと。
    きっともっとあるよね。

    おばあちゃんのうた。
    わたしのうた。

    いまここきょうから。
    | DIARY | 19:42 | comments(0) | - |
    コメント
    コメントする









    CALENDAR
    S M T W T F S
      12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    << May 2018 >>
    SELECTED ENTRIES
    CATEGORIES
    ARCHIVES
    RECENT COMMENT
    モバイル
    qrcode
    LINKS
    PROFILE