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きのう。きょう。あした。日々の色々。blog SENBUN。
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欲しいのは、カゴいっぱいのフルーツトマト。
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    実家に帰る。お盆の前に。
    家族と一緒に居る時間を作りに帰る。
    お墓参り用の花を持って。キク、リンドウ、ユリ、エトセトラ。
    ここぞとばかりに花屋力を発揮する。

    おばあちゃんの野菜畑には、
    数ヶ月前に植えたトマトが実っていた。
    細長いフルーツトマトは、母が希望した種類だった。

    一緒に連れて帰ってきた仕事道具を隣の部屋に置いて、
    居間に座ってみんなと居る。

    ・・・。

    朝、散歩にでかける。高校生のときと同じように。同じ道を歩いていく。
    道も変わらず、景色も変わらず。きっと私の原点も変わらず。
    変わったのは視界が3トーンくらい明るくなったこと。
    いつかここを出て花の仕事をしたいと思っていた日からもう何年?

    良い汗、と一緒に家に戻れば。
    夏恒例のブルベーリーの朝摘みに巻き込まれて。
    汗に集まる蚊軍団と格闘しながら、一粒一粒手にしていく。
    フルーツトマトもカゴに入れて。
    芝生の上で写真を撮る。
    その鮮やかさに確かに私の内側がきゅんとしたの感じた朝。

    ・・・。

    実家から車で15分のところに、数年前に巨大アウトレットができた。
    ひとりふらりと出かけてみる。
    欲しいものはピンとくるから、ひとりでふらりと行くのが良い。
    手始めになんとなく1周して。
    要水分とコーヒー片手に2周目して・・・しばらくしてピンときた。
    欲しいものは大してなかった。
    私が欲しいのは、ものじゃなかった。

    ・・・。

    朝の連ドラを見終わった両親は、
    ふたりソファーで並んだままうとうとと眠っていた。
    こんな朝を何回繰り返しているんだろうか。
    きっと毎日ある風景。
    ただ自然とある風景。

    ・・・。

    欲しいのは、カゴいっぱいのフルーツトマト。

    おばあちゃんが植えたいと言って。
    母がこれが良いと選んで。
    私が植えたフルーツトマト。

    そして今夜も食卓のど真ん中で
    真っ赤な色を実に鮮やかに放つであろう細長い丸。

    私達の間にある目に見えないあたたかい温度の象徴のように。

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